めでぃしーんBOOK2018
100/364

専門業界編就職活動病院 ② 医療環境が高度化・複雑化していく中で、臨床現場での仕事に従事する病院薬剤師の役割もますます重要になってきています。病院での実務実習に参加してそれを体感している人も多いのではないでしょうか。医療に従事する薬の専門家として、常に安全で有効な薬物治療を実践していく仕事に、大きな注目が集まっています。実習経験を活かす場面も少なからず出てくることでしょう。■ 調剤・製剤処方せん内容に基づいて、飲み合わせ・副作用・量・服用方法などをチェックして、調剤を行います。薬は製薬会社で作られたものを調剤するのが一般的ですが、必要に応じて軟膏・坐薬・注射薬など、病院独自の医薬品を製剤する場合もあります。■ 服薬説明(外来・入院)外来や入院患者に、正しい薬の使用法・効果・注意点などの服薬説明、及び副作用や相互作用などの安全面のチェックを行います。また、医薬品に関する質疑にも的確に対応し、患者の不安を取り除いてより効果的な薬物治療に努めることも大切な役目です。■ 注射薬の調剤・供給処方せん内容に基づいて、投与量・経路・速度・期間、さらに混合して使用する場合での相互作用による薬効の変化のチェックを行い、注射薬の調剤を行います。注射薬は一般的に効果が強く、使用上の注意と安全面への配慮が求められます。■ 薬歴管理複数の診療科にかかっている場合、それぞれの処方内容が適切であっても一緒に服用することで相互作用が起こる可能性もあります。したがって、これを未然に防ぐために、薬物療法における情報を集約し、薬歴を管理することが必要です。■ カンファレンスへの参加入院患者の治療にあたっては、薬剤師が医師・看護師・その他の医療スタッフとともに、チームの一員としてカンファレンスに参加します。最近では、緩和ケアチーム、感染対策チーム、栄養サポートチーム、褥瘡チーム、安全管理チームなどで活躍する薬剤師も多くなっています。また、処方設計に参加するケースも見られ、安全で効果的な薬物療法を医師とともに組み立てていきます。■ 医薬品情報の管理・提供医薬品の使用に際して薬剤師は、情報の収集・整理・保管・評価・提供を行っていきます。また、医師や看護師からの医薬品に関する質疑への対応、製薬企業や厚生労働省をはじめ、各種の文献・資料から鮮度の高い情報を収集し、それを治療の現場に役立てていきます。■ 医薬品の管理と供給病院内において、医薬品の購入と保管、各部署への供給と一貫した管理を行うのも、薬のプロフェッショナルである薬剤師の重要な仕事です。とくに品質の管理(温度、湿度、光)には万全を期した対応が求められます。病院薬剤師の仕事を紹介99

元のページ  ../index.html#100

このブックを見る