めでぃしーんBOOK2018
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 教育研修の詳しい内容を1年目から見ていこう。まず入社直後の「新人集合研修」では、ビジネスマナーをはじめ、関連法規、調剤報酬、接遇などの基本を学ぶ。その後は店舗での「新人OJL研修」(OJL=On the Job Learning:仕事をしながら学ぶ) がスタート。ここでは1~2年上の先輩が指導役の「フレッシュマンリーダー」を務め、調剤機器の使い方や調剤手技を指導。実技と筆記試験の「OJL卒業検定」に合格することを、新人とリーダーが二人三脚で目指して行くものである。狙いをクオールアカデミー・教育研修部課長の大向香織さんが説明する。 「当社は入社1年目の年度末ごろに【コミュニケーションスキル初級研修】を設け、後輩育成に必要なスキルを学び、4月から新人を受け持ちます。新リーダーたちは先輩から愛情をもって教育されていますから、今度はそれを新人へ返そう、という思いで指導に臨んでくれるのです。新人が卒業検定に合格すると、リーダーがうれし泣きをした、という温かなエピソードがクオールにはたくさんあります」。自分の頑張りや成長を見守ってくれる先輩がいることは、新人にとって大きな安心感につながることだろう。●地域医療を担う薬剤師への期待が膨らむが人を大切に育てる教育研修制度新人・先輩がともに学ぶ2年間人薬局支援本部 クオールアカデミー・教育研修部 課長(兼)薬局支援本部 採用部 東日本薬剤師採用グループ 課長薬剤師 大向 香織さん 1年目のフォローアップ研修では、別の店舗に勤務する先輩に「疾患に関する症例検討レポート」をメールで送信し、先輩が添削してメールでフィードバックする「処方解析研修」も行い、基礎的な症例の服薬指導を検討していく。この症例検討では、新人だけではなく先輩も教える中で知識の再確認、定着を図るシステムになっている。なおこの研修は、メールでのやりとりで意思疎通を図ることも重要なポイントだ。薬剤師が地域包括ケアシステムの一員になったとき、医療・介護・福祉・行政など、複数業種のスタッフとチーム医療を進めていく上で、メールで情報共有するケースが実際に多くある。そのため、メールなどのコミュニケーションスキルも実際の現場ではとても大切になってくる。 このほか、がんの薬物療法の基礎を学ぶ「がん基礎研修」もあり、2年目にはがん医療における「CST(コミュニケーションスキルトレーニング)研修」を通して患者さまの心理を学び、コミュニケーション力をさらに高める内容へ深化して行く。●新人も先輩もとことん学ぶのがクオール流おおむかい13

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