めでぃしーんBOOK2018
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製薬業界の仕事を紹介[MR職]専門業界編就職活動医薬品メーカー ②MRは医薬情報担当者薬学部出身者の存在感 MRを出身学科別に見ると、約半数が文系出身者で占められ、薬学部出身者が20%、残りが理学部や農学部出身者という構成になっています。医薬に関する知識の習得が必須となるため、メーカー各社は教育研修に重点を置いています。その中でも、薬学部出身者は大学時代に得た知識やスキルというアドバンテージがあるため、研修の場で中心的な存在感を発揮し、他学部出身者へ教示したり、アドバイスをするケースも見られます。 MRとはMedical Representativeの頭文字をとったもので、医薬情報担当者のことを言います。MRの主な仕事内容は、自社製品の営業活動を通じた情報伝達、患者への投与後の薬効・副作用・相互作用の情報収集、製品のクレーム処理、自社開発部門が行っている治験への協力などを担当します。自社の医薬品に関する情報を正しく医療関係者に伝え、効果的な使用によって患者の治療に役立てていくことを最終目的としています。 また、医薬品メーカーの中には医療用医薬品を専門に取り扱うMRとOTC医薬品を専門に取り扱うOTC-MRに担当領域を分けているケースもあり、後者の場合はドラッグストアを得意先とした活動に従事していきます。 MRはドクターにとってもっとも信頼できるパートナーと言われますが、これまでに紹介してきた業務を担当することから、「医薬に関する優れた知識」と「コミュニケーション能力」が大切な要素として求められます。■ 自社製品の情報伝達自社製品のアピールポイントにとどまらず、医薬品に付きものと言われる副作用や医薬品の併用で起きる相互作用などを伝えることが必要です。■ 自社製品の情報収集PMS(Post Marketing Surveillance:市販後調査)に基づく全医薬品の副作用情報収集、使用した医薬品の症例成績の収集を行い、これによって未知の副作用を集め、医療機関などへ情報をいち早く提供し、重大な事故防止に努めます。■ クレーム処理自社製品に関する医療機関などからのクレームを会社に伝え、改善結果を報告します。■ 治験への協力治験は主に開発部門のスタッフが担当しますが、MRが進行業務に協力するケースもあります。情報提供・伝達[ MR(医薬情報担当者)の活動 ]開発部門担当者MS(卸)情報伝達治験への協力PMS情報収集 クレーム処理医薬品の適正使用有効性、安全性情報の収集情報提供・伝達有効性、安全性情報の収集クレーム処理MR医師・薬剤師患者85

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