めでぃしーんBOOK2018
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製薬業界の仕事を紹介【研究・開発】新薬開発への期待 新しい薬が世の中に誕生する確率はおおよそ30,000分の1と言われ、10~20年の長い年月をかけて候補物質の選別から動物実験、治験といったプロセスを経て、さらに医薬品が認可されるまでに多い場合1,000億円という膨大な費用がかかると言われています。 したがって、研究・開発職には地道な努力と忍耐力が必須となりますが、「自分がかかわった薬」が世の中に誕生した時には何物にも代えがたい、格別なやりがいと喜びを得ることができます。 MRになるためには製薬企業に入社後、「MR認定試験(認定元:公益財団法人MR認定センター)」に合格することが必要条件となります。MRになるための導入教育を修了すると受験資格が得られ、その後試験に合格すると「MR認定証」を取得することができます。なお、MR認定証は5年単位で更新されます。 また、疾患の高度化・多様化への対応として、オンコロジー(がん)・中枢神経・循環器・内分泌・眼科など領域別の専門MRへのニーズが高まっています。 医療用医薬品製造販売業公正取引協議会では、MRによる医師への接待にかかわる自主規制を強化。具体例をあげると、「接待上限額2万円まで(商談・打合せを伴う飲食は5,000円まで)」「2次会、ゴルフやカラオケ、観劇やスポーツ観戦などは費用を出さない」「製品説明会の弁当・茶菓など3,000円まで」といったものになります。 「接待攻勢で薬を売る時代は終わった」という業界での共通認識のもと、医師そして患者が求める“本当に価値ある情報提供”を実践していくために、医薬情報のプロフェッショナルであるMRの存在感がますます高まっています。医師への接待の自主規制強化[ 新薬開発のプロセス ]薬として効き目が ありそうな物質を 探し出し化学合成する動物で薬の有効性や 安全性を試験患者や健康な人で試験薬としての製造販売を 厚生労働省に申請発売後も、臨床試験ではわからなかった副作用の調査を行う基礎研究非(前)臨床試験承認申請発売・市販後調査少数の健康な志願者で、 安全性を試験同意を得た少数の患者で効果と安全性、投与量、使用法を試験同意を得た多数の患者で、有効性と安全性を試験第一相試験 (フェーズⅠ)第三相試験(フェーズⅢ)臨床試験第二相試験(フェーズⅡ)MR認定試験と専門MR86

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