インターンシップ体験者の先輩にインタビュー

高坂 乃々佳さんにインタビュー

全6社・計14回のインターンシップに参加。業界のさまざまな仕事が学べた貴重な時間

Q1:インターンシッププログラムはどのような内容でしたか?

私はPBの商品開発に興味があり、PBをもつドラッグストアや調剤薬局など、計6社のインターンシップに参加しました。
印象に残っているプログラムは、内定先のドラッグストアのインターンシップです。損益計算や音声薬歴簿の記入体験、地域包括ケアや商品開発を担当している社員さんのお話、女性のキャリアアップに関する説明会にも参加しました。また「店舗開発に関するグループワーク」も勉強になりましたね。私はこのワークで初めて、薬剤師も店舗開発の業務に関われることを知って、俄然、チャレンジしたい気持ちが強くなったのです。
内定先のインターンシップには計8回参加して、人事の方から「あなたが全国で一番回数が多かったですよ」と言われました(笑)。私にとってインターンシップは、業界のさまざまな仕事を学び、将来どんな仕事がしたいかを探求する時間だったと思います。

Q2:インターンシップに参加してみての感想をお聞かせください。

企業によって参加しているインターンシップ生の雰囲気が、まったく違うことがわかりました。例えばある企業の学生たちは、グループディスカッションに活気が溢れ、そのなかで「私はこれをやりたいです!」と志の高い意見を発表しても、何ら恥ずかしいことはありませんでした。でも別の企業の学生たちは消極的で士気が低いというか…。結局私が司会、書記、発表を一人でやってしまったのです。私は就職したらガッツある仲間と“夢をもって働きたい”と思っていたので、この出来事がきっかけで、第1志望だった企業へのエントリーを見送ることにしました。
インターンシップは企業だけでなく、将来、同期になる可能性をもつ人たちとも出会う場所ですから、私はインターンシップ生の雰囲気もしっかり見るようにしていました。これだけでもインターンシップに参加する価値はあると思います!

Q3:インターンシップで新たに発見したことを教えてください。

あるドラッグストアで、薬局以外でどんな店舗をつくりたいかという課題が出たとき、クッキングスタジオで栄養士と一緒に食事がつくれるサービスを考えました。私は薬だけでなく、食事やスポーツの面からも健康にアプローチできる仕事がしたいと思っていたので、この課題と出会ったとき、やりたい仕事がこの企業にあるなと感じて、将来の方向性を見定めるヒントを見つけた気がしました。
また女性のキャリアアップがテーマのプログラムに参加したときは、薬剤師にもさまざまな成長の機会があることがわかりました。ただし企業によっては、ホームページにキャリア形成が掲載されていても、薬剤師がその部署で働いた実績がない場合もあったので、インターンシップ中は勇気をもって、情報収集を積極的にすることが大切だと思います。

Q4:インターンシップ以外に、特に就職活動の役に立ったことはありますか。

薬剤師として就職すれば、私たちは白衣を着て仕事をすることになります。でも自分の目標としては、現場の経験を積んだあとは、なるべく早く白衣を脱いで、PBの開発や店舗開発の仕事に挑戦したいと思っていました。こうした気持ちは、全6社・計14回のインターンシップを経験したことで、しっかり固めることができたように思います。スケジュール調整は大変でしたが、今は自分が納得するまでインターンを続けて良かったなと思っています。
今、薬学生の就職は売り手市場と言われ、私たち学生が“選ぶ側 ”に立っていると思います。でも企業で働くようになって、例えば入社3年目の社員を集めてプロジェクトチームを立ち上げようとなったとき、今度は私たちが“選ばれる側 ”になりますよね。私は社内で選ばれる人材になりたかったので、インターン中から質問タイムには率先して手を挙げ、人事の方に顔と名前を憶えてほしいなと思っていました。私は、自分に自信がない分、やる気とコミュニケーションの良さを全力でアピールしようと思い、インターンシップに臨んでいたのです。皆さんも入社後のキャリアを意識すると、インターンシップに対するモチベーションが向上し、思い切り頑張れると思いますよ!

これからインターンシップに参加する後輩へ向けて、アドバイスをお願いします。

就活は何となくやっても何も得られません。まず自分が何を大切にしているか、最低限譲れないところはどこかなど、考えをしっかりもって取り組まないと、聞きたいことが聞けなかったり、欲しい情報が得られなかったりします。説明会だけではどこの企業もすごく素敵に見えますから、少しでも疑問に思ったことは、納得いくまで質問してください。
また就活中は企業の悪口もたくさん耳に入ってきますが、情報の真偽は自分で確かめて、自分本意の就活を行ってほしいですね。この気持ちがあれば、皆さんに合う企業がきっと見つかると思います。悔いを残さないよう頑張ってください!

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