めでぃしーんBOOK2019
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 薬剤師として3年間の実務経験をもって、その資格が与えられる「かかりつけ薬剤師」。そして「健康サポート薬局」の薬剤師には5年の実務経験が必要である。このキャリアビジョンに則る形で、6年育成プログラムが構築されている。クオールアカデミー・教育研修部 部長薬剤師長沼 未加 さん体験型の研修で気付きを促し、現場で確実に実践して行く クオールは【かかりつけ薬剤師制度】や【健康サポート薬局】等の新しい時代に対応できる薬剤師を育成するため、2018年度に【6年育成プログラム】をスタートさせる。1年目の主な内容はオールマイティーな基礎知識修得とコミュニケーション力の強化となり、2年目は薬事関連や疾患別の専門知識を深める。続く3~4年目では【かかりつけ薬剤師】に必要な症候学やセルフメディケーションを学び、5~6年目はより高度な薬学管理のほか、地域医療との連携や在宅関連業務を経験しながら、【健康サポート薬剤師】に必要な総合力を獲得することになる。 このようにプログラム全体が、6年かけて1歩ずつ階段を登るように構成され、内容も年次ごとに専門性が深化するので、キャリアビジョンがしっかり描けるだろう。クオールアカデミー・教育研修部長の長沼未加さんがポイントを説明してくれた。 「クオールの研修の特徴は、達成目標を明確にした体験型研修である点です。[事前課題]であらかじめ知識をつけた上で体験型の[研修]に参加します。そこで得た気付きや学びを薬局内でも共有し、患者さまに[実践]することで、研修を充分に活かす流れをつくっています。 研修でのロールプレイや体験を通じて得たスキルが、患者さまからの「ありがとう」へ、また、薬剤師の生涯研鑽へとつながる土壌を大切にしています。」 薬剤師は医療人であり、生涯を通して研究者であってほしい! こう力強くエールを送ってくれた長沼さん。現在クオールでは、薬剤師が軽度認知症のスクリーニングに取り組み、その成果を学会発表する活動も行っている。こうした学会参加や論文執筆も活発であり、研究活動を通して薬局の新たな可能性を創造していくことも、クオールの薬剤師の重要なミッションといえる。6年育成プログラム1年目●臨床研修薬剤師 基礎① (広い基礎知識の習得と 社会人基礎教育)●臨床研修薬剤師 基礎② (専門知識と コミュニケーション強化)2年目●認定薬剤師 (薬学的管理とナラティブ コミュニケーション強化)3年目●かかりつけ薬剤師 (高度薬学管理と セルフメディケーション強化)4年目●臨床研修薬剤師 発展 (地域連携と在宅の中心的役割・ 地域活動強化)5年目●健康サポート薬剤師 (各種住民相談会の企画・体験と 予防医学の習得)6年目6年育成プログラムで幅広い知識と専門性を修得13

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