めでぃしーんBOOK2019
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調剤薬局のさまざまな店舗形態門前型と面分業 調剤薬局を大きく分けると、「門前型」と「面分業」という2つの店舗形態があります。 門前型は国立病院・自治体病院・大学付属病院から中小の病院・診療所の門前で、複数の調剤薬局が処方せんを応需する方式を言います。門前薬局の中には、チーム医療や先進医療の一環として病院薬剤部との連携なども行われています。 その一方で面分業は、地域において多数の調剤薬局が、不特定の病医院からの処方せんを応需する方式を言います。たとえば、患者が通院の帰りに自宅近くの調剤薬局を訪れたり、あるいはショッピングセンターに買い物に出かけた際に、その周辺の調剤薬局に処方せんを渡して薬を受け取るというスタイルです。 医薬分業が60%を超え門前薬局の出店がある程度限られつつある現在では、大手調剤薬局を中心に、面分業として消費者に身近な「繁華街」への出店を進める傾向が顕著に見られます。その一環として、開業医に呼びかけて医療モールを開設する企業も増えてきています。調剤薬局と内科や皮膚科、耳鼻科など診療科目が異なる複数のクリニックが一体となった医療モールを展開することで、処方せんを確保しようというのがそのねらいです。 またその他に、ドラッグストア業界の調剤併設型店舗の積極的出店、調剤薬局とコンビニエンスストアとの融合による新業態店舗の開設、大手調剤薬局チェーンの24時間営業の店舗展開、大手家電量販店など異業種からの調剤事業への参入も見られ、面分業の進展を背景に調剤薬局業界及び他業界も含めた各社のさまざまな取り組みが進んでいます。[ かかりつけ薬剤師の要件 ]●薬剤師として3年以上の薬局勤務経験があり、その薬局に週32時間以上勤務しているとともに、 半年以上在籍していること。●薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定制度等の研修認定を取得していること。●医療にかかわる地域活動の取り組みに参画していること。(地域の行政機関や関係団体等が主催 する講演会、研修会等への参加、講演等の実績)[ かかりつけ薬剤師・薬局が持つべき3つの機能 ]1 服薬情報の一元的・継続的管理〇患者がかかっているすべての医療機関や服用歴を一元的・継続的に把握し、薬学的管理・  指導を実施。〇お薬手帳の一冊化・集約化を実施。2 24時間対応・在宅対応〇開局時間外での電話相談、夜間・休日での在宅患者の症状悪化の場合の調剤を実施。〇地域包括ケアの一環として在宅対応にも積極的に関与。3 医療機関等との連携〇処方医に対して疑義照会や処方提案を実施。〇調剤後も処方医へのフィードバックや残薬管理・服薬指導を実施。〇各種相談に対応し、医療機関への受診勧奨や地域の関係機関と連携。96

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