先輩社員に一日密着 先輩薬剤師の一日に密着し、仕事ぶりや素顔を赤裸々にレポート!

プロフィール
城西大学薬学部卒業/病院薬剤師を志望した動機は入院時から退院時まで薬剤管理を中心に患者様と関わり経過を診ていけること。多職種と連携をとりチーム医療の一員として医療に貢献できることも魅力の一つです。プライベートでは二児の母ですが職場の仲間の協力があり仕事を継続できています。
仕事内容
入職16年目。出産後に仕事に復帰し現在は緩和ケアと慢性期病棟を中心に担当しています。緩和ケアチームの一員として医師・看護師と共に回診、カンファレンスに参加し、また、「がん薬物療法認定薬剤師」としてレジメンの管理や処方監査、処方提案、化学療法実施の際には治療内容や副作用対策についてお話ししています。
とっておきの体験談
薬以外のことでの関わりもあります!
まだまだ医師・看護師に比べ薬剤以外で患者様に深く関わることは少ないですが、状態が安定せず自宅へ帰れない緩和ケア科の患者様がチームで話し合い、関わることで無事退院できた時は嬉しく思います。
朝のミーティング
朝のミーティング
薬剤科のスタッフで1日の仕事の流れや割振りを細かく確認します。また、薬剤の新規採用や採用中止等の情報共有、抗がん剤が適正に使用されるよう、レジメン等について情報提供をすることもあります。
緩和ケアの医師や看護師と情報共有
緩和ケアの医師や看護師と情報共有
患者様の状態、今後の治療方針、使用薬剤の確認を行います。薬剤に関する質問を受けることもあります。例えば「眠れない」と訴える患者様がいたとすると、現在投与している薬剤が原因なのか、もしくはどのような睡眠薬が適当なのか等、薬剤の知識だけではなく患者様の状態を継続的に診ていないと判断できない内容のものもあります。
服薬指導
服薬指導
退院時の服薬指導では、自宅で飲んでいただく薬の説明を行います。緩和ケア科の患者様は病気が完治して退院される方は少なく、一時的に自宅で過ごしたい方、在宅での看取り目的で帰る方がほとんどです。その為、家族の方も交えて緊急時の薬剤の使用方法等を説明することもあり、通常の服薬指導よりも多くの時間を費やします。
処方箋監査
処方箋監査
翌週に投与する抗がん剤の処方箋の監査を行います。抗がん剤の投与量、投与期間、投与間隔について血液データをもとに適正かを判断します。もし疑問があれば、担当医に必要な検査や投与量の変更等を提案します。
外来の化学療法担当看護師と打合せ
外来の化学療法担当看護師と打合せ
担当看護師に患者様の副作用の有無等の状況を確認します。特に気になる患者様については直接話を聞くこともあります。また、新規採用薬、変更薬について看護師に対しても情報提供することもあります。
抗がん剤混注業務の指導
抗がん剤混注業務の指導
若手薬剤師に対して、安全かつ確実な調製方法や手技を指導します。医師より抗がん剤投与可能との指示を受け混注開始となるのですが、その際薬剤師も血液データの確認を行います。投与可能なデータかを判断し、疑問があれば医師へ確認を行います。実際に投与量が変更になったり中止になったりすることもあります。安全に抗がん剤が投与できるように細心の注意を払います。

上司に伺ってみました

薬剤科科長 福田 稔
佐藤さんの仕事ぶりは?
主婦・母親・がん薬物療法認定薬剤師と、佐藤主任のどこにそんなパワーがあるのかといつも驚かされています。患者様のことを第一に考えた業務に対する取り組む姿勢は、私を含めた薬剤科スタッフだけでなく、医師や看護師からも信頼され、頼られています。
学生さんにアドバイスをお願いします。
診療報酬の改定もあり、ますます臨床の場での薬剤師の活躍が求められています。薬剤師の職能を最大限に発揮する舞台は整いつつあります。これからの5~10年は薬剤師の真価が問われる時代です。その時まさに現場で中心的に活躍している薬剤師は今の学生さんたちだと思います。是非、臨床の場でこれからの薬剤師を築いていきましょう。