めでぃマガ2021
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●薬学部出身者の存在感MRを出身学科別に見ると、約半数が文系出身者で占められ、薬学部出身者が20%、残りが理学部や農学部出身者という構成になっています。医薬に関する知識の習得が必須となるため、メーカー各社は教育研修に重点を置いています。その中でも、薬学部出身者は大学時代に得た知識やスキルというアドバンテージがあるため、研修の場で中心的な存在感を発揮し、他学部出身者へ教示したり、アドバイスをするケースも見られます。●医師への接待の自主規制がさらに強化製薬会社225社で構成する医療用医薬品製造販売業公正取引協議会(医薬品公取協)は、2012年4月からMRによる医師への接待に関わる自主規制を強化してきました。「接待上限額2万円まで(商談・打合せを伴う飲食は5,000円まで)」「2次会、ゴルフやカラオケ、観劇やスポーツ観戦などは禁止 」「製品説明会の弁当・茶菓など 3,000円まで」といったものでしたが、さらに2019年1月から日本製薬工業協会(製薬協)加盟各社は、国際製薬団体連合会の営業倫理規定の改定に伴い、「ポストイット・カレンダー・スケジュール帳などノベルティ(販売促進品)」やこれまで対象外だった「社会儀礼として行ってきた香典、贈答品の月餅」も禁止になりました。自社製品の情報収集PMS(Post Marketing Surveillance:市販後調査)に基づく全医薬品の副作用情報収集、使用した医薬品の症例成績の収集を行い、これによって未知の副作用を集め、医療機関などへ情報をいち早く提供し、重大な事故防止に努めます。クレーム処理自社製品に関する医療機関などからのクレームを会社に伝え、改善結果を報告します。治験への協力治験は主に開発部門のスタッフが担当しますが、MRが進行業務に協力するケースもあります。自社製品の情報伝達自社製品のアピールポイントにとどまらず、医薬品に付きものと言われる副作用や医薬品の併用で起きる相互作用などを伝えることが必要です。情報提供・伝達開発部門担当者MS(卸)情報伝達治験への協力PMS情報収集 クレーム処理医薬品の適正使用有効性、安全性情報の収集情報提供・伝達有効性、安全性情報の収集クレーム処理MR医師・薬剤師患 者MR(医薬情報担当者)の活動費用は出さない2次会、ゴルフやカラオケ、観劇やスポーツ観戦など接待上限額2万円まで製品説明会の弁当・茶菓など3,000円まで「接待攻勢で薬を売る時代は終わった」という業界での共通認識のもと、“価値ある情報提供”を実践できるMRの真価がますます問われる時代が到来しています。業界・職種研究20

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