めでぃマガ2021
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危険な飲み合わせや重複・過剰投与による無駄を防ぐ●かかりつけ薬剤師制度がスタート2016年度診療報酬改定の大きな柱の一つとして、地域包括ケアシステムの推進に伴う「かかりつけ薬剤師」制度がスタートしました。この制度は、患者に指名された薬剤師が服用する薬を一元的・継続的に管理していくもので、処方元の医師とも連携して報告・相談を行い、危険な飲み合わせや重複・過剰投与による無駄を防ぐことなどを目的としています。24時間体制で相談に応じ、必要に応じて患者宅を訪問して残薬の整理も行います。患者がかかりつけ薬剤師を希望する場合は、薬局で国が定める一定の要件をクリアした経験豊かな薬剤師の中から1名を指名。同意書に署名した後に、専任担当のかかりつけ薬剤師が決定し、具体的な活動がスタートします。患者にとってより良質なサービスを受けられる制度として、調剤薬局の新たな取り組みと薬剤師の職域拡大に大きな期待が寄せられています。かかりつけ薬剤師の要件●薬剤師として3年以上の薬局勤務経験があり、その薬局に週32時間以上勤務しているとともに、半年以上 在籍していること。●薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定制度等の研修認定を取得していること。●医療にかかわる地域活動の取り組みに参画していること。(地域の行政機関や関係団体等が主催する 講演会、研修会等への参加、講演等の実績)かかりつけ薬剤師・薬局が持つべき3つの機能●患者がかかっているすべての医療機関や服用歴を一元的・ 継続的に把握し、薬学的管理・指導を実施。●お薬手帳の一冊化・集約化を実施。服薬情報の一元的・継続的管理1●開局時間外での電話相談、夜間・休日での在宅患者の症状 悪化の場合の調剤を実施。●地域包括ケアの一環として在宅対応にも積極的に関与。24時間対応・在宅対応2●処方医に対して疑義照会や処方提案を実施。●調剤後も処方医へのフィードバックや残薬管理・服薬指導を実施。●各種相談に対応し、医療機関への受診勧奨や地域の関係機関と連携。医療機関等との連携3薬を一元的・継続的に管理24時間体制残薬の整理29

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