めでぃマガ2021
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認定・専門薬剤師の資格取得にチャレンジ!がんの治療にあたって、患者に合った抗がん薬の選択支援や副作用への対策を受け持ちます。抗がん剤の調製をはじめ、既存の治療法の改善や新たな治療法の開発にも携わり、チーム医療の一員として疼痛緩和や完治を目指していく役割を担います。◆がん専門薬剤師入院患者の治療にあたっては、薬剤師が医師・看護師・その他の医療スタッフとともに、チームの一員としてカンファレンスに参加します。最近では、緩和ケアチーム、感染対策チーム、栄養サポートチーム、褥瘡チーム、安全管理チームなどで活躍する薬剤師も多くなっています。また、処方設計に参加するケースも見られ、安全で効果的な薬物療法を医師とともに組み立てていきます。◆カンファレンスへの参加医薬品の使用に際して薬剤師は、情報の収集・整理・保管・評価・提供を行っていきます。また、医師や看護師からの医薬品に関する質疑への対応、製薬企業や厚生労働省をはじめ、各種の文献・資料から鮮度の高い情報を収集し、それを治療の現場に役立てていきます。◆医薬品情報の管理・提供病院内において、医薬品の購入と保管、各部署への供給と一貫した管理を行うのも、薬のプロフェッショナルである薬剤師の重要な仕事です。とくに品質の管理(温度、湿度、光)には万全を期した対応が求められます。◆医薬品の管理と供給疾患を抱えている患者が抵抗力を奪われて感染症を併発するケースも多く、エビデンスに基づいてそれを回避・治療していく役割を担います。抗菌薬の使い方や感染管理、感染経路対策など、薬物治療の適切かつ安全な実施に貢献していきます。◆感染制御専門薬剤師統合失調症、うつ病、神経症などの精神疾患に対する薬物治療において、高度な知識・技術と多くの臨床経験を持って、精神科薬物治療が安全で適切に行えるように、患者の入院中の治療から退院後の社会復帰までをトータルに支えていきます。◆精神科専門薬剤師妊娠・授乳期の薬に関する高度な知識、技術、倫理観・臨床経験を持って、この時期に特有な母体の変化と有害作用を考慮した薬物療法を担当。医師と連携して、母子双方にとって安全で適切な薬物療法とカウンセリングを実施していきます。◆妊婦・授乳婦専門薬剤師HIV感染症治療の薬物療法に関する高度な知識・技術・倫理観・臨床経験を備え、患者の意思を尊重し、最適な治療に貢献します。HIV感染症の病態・医薬品の薬理作用・体内動態などを十分に理解し、有効で安全な薬物療法を実施していきます。◆HIV感染症専門薬剤師NSTの一員として栄養に関する十分な知識を備え、静脈栄養の無菌調整及び適正な管理、さらに静脈栄養剤や経腸栄養剤の特徴をNSTの他のスタッフに情報提供することで、患者のニーズと期待により的確に応えられる薬物療法を実現していきます。◆NST(栄養サポートチーム)専門薬剤師認定・専門薬剤師は、医師の負担を分散し安全で安心できる薬物療法を患者に提供するために、薬剤師が高度な知識とスキルを活用していく資格です。病院薬剤師にとっては注目のキャリアアップの手段であり、取得の奨励が推し進められています。ここでは代表的な資格を紹介します。業界・職種研究36

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