めでぃマガ vol.1 インターンシップ・セミナーのススメ
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医薬品を製造開発し普及させています。大別すると「医療用医薬品メーカー」と「大衆薬(一般用医薬品)メーカー」に分類されます。医療用医薬品メーカーは、医療用医薬品を主に製造する「専業メーカー」、化粧品や食品など他産業から参入している「兼業メーカー」、そのほか、「外資系メーカー」「後発医薬品メーカー」があります。医薬品メーカー(後発医薬品メーカーを除く)にとって最大の収益源となるのが、「新薬」の製造開発とその上市です。画期的な新薬の開発は、企業の業績を大幅にアップすることから各社が開発競争に力を入れ、多大な研究開発費を投じています。医薬品メーカー新薬が開発され上市に至るまでには、実際に患者や健康な人に投与して有効性・安全性を確認する「治験」というプロセスが必要です。治験は薬事法とGCPという世界共通基準のルールに則って行われます。被験者の人権や安全を守りながら治験の質と信頼性の高いデータを確保することが重要で、それらの業務を担うのが、CROとSMOです。製薬会社の中には治験環境がより整った欧米に開発拠点を移設したり、治験自体を外国で実施しようという動きもみられ、国内での治験の空洞化も懸念されています。医療の現場では、国際的に通用する治験環境の整備が求められています。CRO・SMO医療機関は「病院」と「診療所」に大別されます。病院とは、ベッド数が20床以上の医療機関で、検査や入院などの医療設備を所有し、必要な検査・治療・手術などを行います。診療所とは、ベッド数が19床以下の医療機関で、大半の診療所は1次医療(初期診療)を担い、風邪や腹痛など日常的な病気の外来診療を中心に行っています。病院でのチーム医療は、医師、看護師、薬剤師などの医療従事者が緊密に連携し、患者の生命と生活の質を向上していく医療スタイルです。その中で、薬剤師はより高度な専門知識と技術が求められ、「専門薬剤師」の認定制度も発足するなど職域が広がっています。病 院公務員は、「国家公務員」と「地方公務員」があります。具体的には、国公立病院で働く薬剤師のほかにも、県や市町村などの保健行政にかかわる環境衛生監視員や食品衛生監視員、厚生労働省所管の麻薬取締官、自衛隊の幹部職員となる薬剤官など、さまざまな職域があります。これらの職種に就くためには、薬学分野での公務員試験に合格することが必要です。採用職種ごとに「総合職(院卒、大卒程度)」と「一般職(大卒程度)」「専門職」と国家公務員試験の種類がわかれています。公務員11

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