めでぃマガ vol.1 インターンシップ・セミナーのススメ
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疾患を抱える患者が病院や診療所を訪れて治療を受けた後には、保険調剤薬局で医師の処方箋に基づいて薬を受け取るという、院外処方が一般的なスタイルとなっています。そして、医療や健康へのニーズの高まりとともに、全国の薬局数は増加しています。調剤薬局業界では、数年前からM&A(合併・買収)によるチェーン化の推進という現象が起きています。医療サービスを提供する調剤薬局には質の向上が必須となりますが、同時に経営の安定化も不可欠です。そのような目的で、さまざまなM&Aが実施され再編・チェーン化が進んでいます。また、2016年4月の調剤報酬改定により、「かかりつけ薬剤師」の要件が決められ注目されています。総合商社のビジネスモデルは、多様な分野で調達から製造、販売に至る川上から川下までを傘下に収め、事業投資・運営に関与し、商社本来のトレード機能を発揮しながら収益最大化を目指す「バリューチェーン」の構築にあります。近年では、投資事業の主力が資源分野から非資源分野へシフトしつつあることを受け、医療分野の事業などにも関わっています。医薬品の開発段階では、メーカーが医薬品を製造する際に必要な医薬品原料の輸入・調達、開発支援を行います。また、独自のグローバルな体制を生かし、海外のバイオベンチャーへの投資や研究提携、ライセンスの仲介なども進めています。医薬品流通業務を担い、医療機関に対して専門的な知識の情報提供と適正かつ安定的な医薬品供給をしています。複数の製薬企業の医薬品を取り扱い、医療機関に対して薬の価格交渉を含めた営業・販売を行う一方で、院内業務の効率化や経営に関するコンサルタント事業などの幅広いサービスも展開しています。顧客ニーズを満たしていくうえでの業務の特性として、「特定の製薬企業や疾患領域に偏らず、全カテゴリーを網羅できる仕入れ戦略」「物流機能の充実」「財務体質の強化」といった側面が強く求められることから、2000年以降は大手企業を中心に卸業界の再編も起きています。東日本大震災では医薬品供給のインフラとして注目されました。調剤薬局 国民医療費は年々増加傾向にあり、これを抑制するため政府による政策が進められています。その一助として、国民自らが自身の健康を管理する「セルフメディケーション」が奨励され、効果的対策として未病や予防医療に対するニーズが高まっています。そして、その役割を果たす重要拠点として、一般用(OTC)医薬品から医療用医薬品までを幅広く取り扱うドラッグストア業界に注目が集まっています。ドラッグストアは私たち国民の生活に深く浸透し、「メタボ」「生活改善」「美容」「調剤部門の強化・充実」などを主要キーワードに、より身近な存在として、地域医療に貢献しています。ドラッグストア 総合商社医薬品卸薬剤師の働き方はさまざまです。まずは、医薬業界を知ることから始めよう!主な「業界」を紹介します。12

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